リーガルオペレーションズ研究所 定例会(第8回)開催報告

11月13日(木)、リーガルオペレーションズ研究所の第8回定例会を開催しました。今回は、Core8のフレームワークのうち「業務フロー」「ナレッジマネジメント」「外部リソースの活用」「テクノロジー活用」の4つについて議論を行いました。

 

まず「業務フロー」では、法務部門への依頼前後を含めた全体最適なプロセス設計のあり方を検討し、より実務に即したフローの構築を目指す意見が交わされました。また「ナレッジマネジメント」では、情報の蓄積と活用を両立するため、テクノロジーとの連携を一層強化することが効果的であるとの認識が共有されました。

 

さらに「外部リソースの活用」については、法律事務所に限らずコンサルティングファームなど幅広いパートナーとの協働のあり方を整理する必要性が示され、より柔軟なリソース活用の方向性が議論されました。最後に「テクノロジー活用」では、生成AIを含む最新の技術動向を踏まえ、単なるツール導入にとどまらず、課題解決やデータ活用を軸としたアプローチが重要である点が確認されました。

 

また、研究会の終盤には米国を中心とした海外動向が共有され、CLOCの「Core12」が引き続き活用されていることや、ハイレベル人材の活躍を促すための業務分担の工夫、生成AIの外部利用管理といったテーマが注目されていることが紹介されました。

 

引き続き、リーガルオペレーションズの研究を通じて、企業法務の高度化と新たな価値創造に貢献できるオペレーションモデルの構築を目指してまいります。

 

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